カプセルタイプでは日本一売れているコーヒーメーカーのネスカフェドルチェグスト。
そのドルチェグストシリーズの中で最も多機能で高価なモデルの『ドルチェグスト エスペルタ(Esperta)』。
この記事では、ドルチェグスト エスペルタの特長や値段に加えて、3つの抽出モードで実際に使ってみた感想を紹介します。
たくさんモデルがあるドルチェグスト選びの参考になればうれしいです。
ドルチェグスト エスペルタ(型番MD9779)とは!?価格や特長を解説
エスペルタはドルチェグストの中でもっとも値段が高いモデル。
高価格のマシンだけあって、ドルチェグストで唯一3つの抽出モードが使えます。
以下で、エスペルタの仕様特長を一覧表にしたのでまずは見てください。
ドルチェグスト エスペルタの価格と機能
エスペルタ型番:MD9779 | |
---|---|
本体サイズ | 幅21.5cm × 高さ36.5cm × 奥行き26.7cm |
本体重量 | 2.7kg |
ポンプ圧力 | 最大15気圧 |
水タンク容量 | 1400ml |
抽出温度 | 85℃ ±5℃ |
抽出タイプ |
オートストップ ※目盛りを設定すれば自動的に抽出量で止まる機能 |
エスプレッソブーストモード エスペルタのみの機能 |
エスプレッソを約45秒かけてより濃く抽出。 |
ハンドドリップモード エスペルタのみの機能 |
ハンドドリップのように3~5分かけてじっくり抽出。 |
スマホ連携 | |
メニューカスタマイズ | |
ポイントプログラム | |
発売日 | 2019年4月 |
実売価格 | 13,000円前後 |
エスペルタは唯一3つの抽出モードが使えて高機能ですが、その分値段は最も高価なマシンです。
一番人気で売れ筋の「ジェニオ2」の実売価格が約6,000円くらいなので、約2倍の値段です。
エスペルタは3つの抽出モードが使える唯一のモデルなので、コーヒーの味にこだわりたい人におすすめです!
エスペルタの付属品
エスペルタの付属品は、以下の写真の通りです。
水タンクの容量はドルチェグストの中でも最大の1400mlです。目盛り7つのマグカップサイズのリッチブレンドなどで6杯、目盛り4つのレギュラーブレンドなどで11杯作れます。
カプセルホルダーの使い方
カプセルホルダーは本体にカプセルをセットするときに使用します。
抽出が終わったカプセルは熱くなっていますが、カプセルに触れずに捨てることができます。
トレイはコップの大きさによって3段階の高さに調節可能
トレイは3段階の高さに調整が可能。抽出量や使用するカップの大きさによって簡単に変更出来ます。
トレイの高さ
- いちばん下・・・ラテマキアートなど高さのあるラテグラスを使用する場合
- 真ん中・・・マグカップを使用する場合
- いちばん上・・・小さいエスプレッソカップを使用する場合
3種類の抽出方法とスマホアプリ連携が最大の特長
ドルチェグストエスペルタの最大の特徴は、3種類の抽出モードとスマホアプリ連携です。
その他の基本的な機能は他のモデルと同じです。
エスペルタ唯一の機能「エスプレッソブースト」と「ハンドドリップモード」
エスペルタの3つの抽出モード
- 通常の抽出・・・最大15気圧でコーヒーを抽出(全てのドルチェグスト共通の機能)
- エスプレッソブーストモード・・・エスプレッソを約45秒かけてより濃く抽出する機能(目盛り1~3で使用可能)
- ハンドドリップモード・・・ハンドドリップのように3~5分かけてじっくり抽出する機能(目盛り4~7で使用可能)
通常の抽出は最大15気圧で抽出しますが、エスプレッソブーストは蒸らしの工程を加えることで、45秒程度時間をかけて抽出します。それにより、より強くコーヒー豆本来の味を楽しむ事ができます。
さらにハンドドリップモードでは、3~5分とゆっくり時間をかけて抽出する事で、香り高いコーヒーを楽しむ事ができます。
気分によってエスプレッソモードとハンドドリップモードを使い分けたり、家族でそれぞれの好みによって使い分けたりと、エスペルタ1台だけあれば様々なバリエーションに対応可能です。
エスペルタ本体ボタンの機能
エスペルタの本体操作ボタンは最上部にあります。
電源ON/OFFや抽出、エスプレッソブーストとハンドドリップモードの切り替えも本体で操作可能です。
また、次に紹介するネスカフェアプリを使ってスマホでも操作が可能です。
ネスカフェアプリで好みの抽出量と温度を設定し保存しておける
エスペルタは本体操作でも抽出量を調整してコーヒーを作る事はできますが、スマホアプリと使うと温度の設定ができます。
通常はコーヒーがいちばん美味しい温度の約85℃(カップの中で約70℃)の高温設定になっていますが、熱いのが苦手な方などは、中温や低温に設定することができます。
また、アプリで好みの設定を保存しておけるので、毎回設定し直さなくて良いので便利です。
ドルチェグストエスペルタの3つの抽出モードを口コミレビュー
ドルチェグストエスペルタの3つの抽出モードで実際にコーヒーを淹れてみました。
エスペルタの3つの抽出モード
- 通常の抽出・・・最大15気圧でコーヒーを抽出(全てのドルチェグスト共通の機能)
- エスプレッソブーストモード・・・エスプレッソを約45秒かけてより濃く抽出する機能(目盛り1~3で使用可能)
- ハンドドリップモード・・・ハンドドリップのように3~5分かけてじっくり抽出する機能(目盛り4~7で使用可能)
以下で順番に詳しく紹介していきますね。
1.最大15気圧の通常抽出(全ての目盛りで使用可能)
他のモデルのドルチェグストと同じ抽出方法の、通常抽出モードに設定している場合は、エスプレッソブーストとハンドドリップモードのランプは点灯していません。
通常抽出モードは、目盛り1~7とXLの8段階どれでも使用可能です。
ここでは、マグカップサイズのリッチブレンドを目盛り7で抽出してたので、実際の流れを紹介していきます。
まずは、カプセルホルダーにカプセルをいれて、本体にセットします。
本体で操作する場合は、上矢印または下矢印で目盛りを設定します。
目盛りを設定したら、赤色の熱湯抽出ボタンを押します。
コーヒーの抽出が始まります。コーヒー上部にたっぷりのクレマ(泡)ができ、香りを閉じ込めて口当たりをなめらかにしてくれます。
抽出量によって時間が変わりますが、目盛り4のレギュラーブレンドで約40秒、目盛り7のリッチブレンドで約1分15秒で完成します。
カフェで飲むコーヒーに引けを取らない美味しいコーヒーが、お湯を沸かすことなく1~2分で簡単に作れます。
2.エスプレッソブースト(目盛り1~3で使用可能)
続いてエスプレッソブーストで抽出してみます。エスプレッソブーストは目盛り1~3のみで使用可能です。
本体上部の「Dolce Gusto」と書かれた銀色のボタンを押して、エスプレッソブーストに切り替えます。
ここでは、エスプレッソインテンソを目盛り2で抽出してみます。
エスプレッソブーストに設定していると、目盛りは1~3のどれかしか設定できないようになります。今回は目盛り2に設定。
通常抽出モードで目盛り2のエスプレッソは約30秒で完成しますが、エスプレッソブーストでは蒸らしの工程を加えて約45秒かけてより濃く抽出してくれます。
通常抽出モードでもエスプレッソは作れますが、エスプレッソブーストだとより強くコーヒー豆本来の味わいが感じられます。
個人的に、カフェラテを作る場合は、このエスプレッソブーストで抽出したエスプレッソを使いたいと思いました。
3.ハンドドリップモード(目盛り4~7で使用可能)
最後に続いてハンドドリップモードで抽出してみます。ハンドドリップモードは目盛り4~7のみで使用可能です。
本体上部の「Dolce Gusto」と書かれた銀色のボタンを押して、エスプレッソブーストに切り替えます。
ここでは、リッチブレンド目盛り7をハンドドリップモードで抽出してみます。
抽出を開始すると、ハンドドリップで淹れるように少しずつお湯が出てきます。
通常抽出モードでは約1分15秒で完成しますが、ハンドドリップモードは約5分かけてできあがりました。
通常抽出モードとハンドドリップモードで淹れたリッチブレンドを並べて比較してみました。
ドルチェグストの通常モードだと最大15気圧の圧力で抽出するのでコーヒー上部にクレマ(泡)ができますが、ハンドドリップモードは上部にクレマはできません。
エスプレッソ抽出かハンドドリップの味が好きかは、人それぞれ好みによると思いますので、好きな方を選べるのはいいですね!
私は基本的にエスプレッソ抽出の方が好きですが、時間があるときはハンドドリップモードでゆっくり淹れたコーヒーを飲むなど、気分や状況によって使い分けたいと思っています。
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簡単にいうと、スタンダードモデルが『ジェニオアイ』で、高機能モデルが『エスペルタ』です。
※現在は『ジェニオアイ』の後継機『ジェニオエス』がスタンダードモデルとなっています
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以下の通り比較一覧表も作りましたのであわせて参照してください。
ジェニオアイ 型番:MD9747S |
エスペルタ 型番:MD9779 |
|
---|---|---|
本体サイズ |
幅16.5cm 高さ30.0cm 奥行き23.1cm ※コンパクトサイズ |
幅21.5cm 高さ36.5cm 奥行き26.7cm ※やや大きい |
本体重量 | 2.6kg | 2.7kg |
ポンプ圧力 | 最大15気圧 | 最大15気圧 |
水タンク容量 | 650ml | 1400ml |
抽出温度 | 85℃ ±5℃ | 85℃ ±5℃ |
エスプレッソブーストモード | ||
ハンドドリップモード | ||
スマホアプリ連携 | ||
メニューカスタマイズ | ||
ポイントプログラム | ||
発売日 | 2019年4月 | 2019年4月 |
ジェニオアイとエスペルタの大きな違いは3点です。
ジェニオアイとエスペルタの違い
- ジェニオアイにはエスプレッソブーストとハンドドリップモードがない
- エスペルタは本体が大きいが、その分、水タンクも大きい1400ml
- 標準機能のみのジェニオアイの方が安く、高機能のエスペルタは高価格
予算と設置場所の広さに余裕があればエスペルタがおすすめですが、個人的にはジェニオアイの方がおすすめです!
予算を気にせず高機能モデルが欲しい方向け
ジェニオアイの後継機!1番人気モデルの最新版
まとめ:ドルチェグスト エスペルタのメリットとデメリット
ドルチェグストの高機能モデル『エスペルタ』を紹介してきました。
最後に実際に使ってみて感じたエスペルタのメリットとデメリットをまとめておきます。
メリットとデメリット
- デメリット:値段が高いので全部の機能を使わない場合は他のモデルで充分
- デメリット:本体サイズが大きいので広い設置スペースが必要
- メリット:唯一3種類の抽出モードが使えるので味にこだわることができる
- メリット:水タンク容量が大きいので大人数での利用に向いている
エスペルタにするか他のモデルを選ぶかは、予算と3つの抽出モードを使うか使わないかで決めればOKです!
エスペルタは万人受けするモデルではなく、使う人を選ぶモデルかと思います。
以上、ドルチェグストエスペルタを実際に使ってみて感じたレビューでした。
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