ネスカフェのバリスタはボタン一つで温かいコーヒーを飲むことができる人気商品です。オフィスだけでなく自宅にバリスタを置く人も増えてきましたよね。
しかし、そんなバリスタのコーヒーが「ぬるい」と感じるとの口コミを見かけました。
実際のところ、バリスタで淹れたてのコーヒーの温度はどれくらいなのでしょうか?今回は温度計を使って実際に調べてみました!
また、ぬるいと感じる時の対処法と合わせてご紹介しますので、バリスタのコーヒーがぬるいと困っている人はぜひチェックしてみてください。
バリスタの抽出温度ってどれくらいなの?
まずはバリスタのコーヒー抽出温度を見てみましょう。温度について調べてみると、取扱説明書に次のような記載がありました。
こちらはバリスタiの取扱説明書ですが、「約85℃に設定されています」と書かれていますね。また、ブラックコーヒーの抽出時はカップ内温度が74±6℃(68℃~)を想定しているとのこと。
本当に74℃前後に保たれているのか、実際コーヒーを淹れてどれくらいの温度なのかを調べてみました。
ブラックコーヒー62.1℃
エスプレッソ59.3℃
カフェラテ(冷たいミルク入り)56.8℃
結果は60℃前半がほとんどでした。68℃には届かないものの実際に口をつけてみると、私はぬるいと感じませんでした。むしろ、温かさはちょうど飲み頃でコーヒーの香りと味をしっかりと楽しめます。
これを撮影したのは2月中旬で、大寒波によってとても冷え込んだ日でした。暖房はつけていたものの、部屋の空気が冷たかったので想定される範囲よりも、さらに温度が下がったのだと思います。
外の気温は約1℃、室温は約18℃くらいでした。
また、マグカップも外気に影響されてかなり冷えていたので、コーヒーの熱がすぐに奪われてしまい、5分後には40℃台にまで下がっていました。特に冷たいミルクを入れて作るカフェラテやカプチーノはさらに完成温度が低く、「58.1℃」と50℃台です。
しかし、バリスタの説明書にも「使用環境温度などの条件により異なります。」と書かれているように、季節によって温度がけっこう前後するようです。
もともと熱々のコーヒーを飲んでいる人からすると「ぬるい」と思う場合もあるかもしれません。
バリスタのコーヒーは一番香りとうまみを感じる温度に設定されている
バリスタの抽出温度がこのように85℃で設定されているのは、実はコーヒーが一番おいしい温度にするため。コーヒーが持つ酸味や豆のうまみ、香りが一番引き立つのは「60~70℃」の範囲なんです!
バリスタはコーヒーの抽出温度を85℃に設定することで、自然とマグカップ内のコーヒーが60℃から70℃内に保つように計算されているのだそうです。また、バリスタに使われているコーヒーはソリュブルコーヒー(インスタント)なので、もともとコーヒーを抽出するための高温のお湯は必要ありません。
- コーヒーをいちばん美味しく飲める温度・・・60~70℃
- ネスカフェバリスタのコーヒー抽出温度・・・85℃ → カップに入ると60~70℃
低温でもサッと溶けてしまうほど細かく粉砕したコーヒーが入っているので、初めからぬるめのお湯でも問題ないのだそうです。本来ドリップコーヒーは沸騰したお湯をコーヒーにかけて抽出をします。
そのため、できたてのマグカップ内のコーヒーの温度は、沸騰したお湯を直接淹れるならだいたい80℃前後になると言われています。ただし、これだと温度が高すぎて、香りも感じにくく舌も味覚をはっきりと感じないのだとか。
バリスタは淹れてすぐ香りとうまみを感じられるように、沸騰したお湯よりもベストな温度でコーヒーを抽出しているんですね!
冬にバリスタのコーヒーがぬるいと感じる時の対処法
とは言っても、コーヒー好きの人の中にはもっと熱々のコーヒーが飲みたい!という人もいるかと思います。また、冬場はどうしても外の気温が低いのですぐにコーヒーが冷めてしまいますよね。
そんな人はぜひ次の方法で、熱々のコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
カップ温めモードを使う
バリスタにはマグカップにお湯を注いで温める、「カップ温めモード」が搭載されています。いつもよりコーヒーがぬるいと感じる一番の原因は、マグカップが冷えていること。
そのため、コーヒーを淹れる前にカップをあらかじめ温めておくと、コーヒーがすぐに冷めてしまうのを防ぐことができますよ。バリスタのカップ温めモードのやり方は次の通りです。
- 「バリスタi」、「バリスタTAMA」…「カプチーノモード」とブラックコーヒーの「マグサイズ」を同時押し。
- 「PM9631」「PM6930」…「カプチーノモード」「カフェラテモード」を同時押し。
このように機種によってやり方に違いがあるので、必ず取扱説明書を確認してください。
実際にバリスタiを使って、「カップ温めモード」をやってみました。
1.マグカップをバリスタにセットする。
2.バリスタの「カプチーノモード」とブラックコーヒーの「マグサイズ」を同時押しします。
3.マグカップに40mlのお湯が注がれます。
30秒くらいこのままお湯をいれておき、改めてコーヒーを抽出してみました。
「カップ温めモード」を使った結果、コーヒーの温度は「69.3℃」まで上がりました!
もっともコーヒーがおいしく感じられる60~70℃の温度内で、温かいコーヒーを長く楽しめました。お湯を注いで30秒から1分も放置すれば十分にマグカップが温まります。
マグカップ全体が温まったコーヒーは、手にするだけで気持ちがホッとしますね。
牛乳(ミルク)は電子レンジで温める
カフェラテやカプチーノを作るときは、必ず使うミルクを電子レンジで温めておきましょう。
今回は500Wで30秒ほど温めました。カプチーノやカフェラテを抽出した後に電子レンジを使うと、せっかくの泡がつぶれてしまうので、先に牛乳だけを温めるのがおすすめです。
温度は前回の「56.8℃」とくらべて「70.2℃」まで上がり、ちょうど飲み頃になりました。
ネスレブライトを使う
牛乳の代わりにブライトを使う方法もおすすめです。ブライトは粉末状なのでコーヒーの温度が牛乳とくらべて下がりにくくなります。ブライトを入れるだけでも、たっぷりの泡が作ることができますよ。
味もミルクのほかに甘いカフェラテやショコラテなど、いろいろなタイプが販売されているので、ぜひコーヒーと合わせて常備しておきたいアイテムです。
バリスタで淹れたコーヒーを電子レンジで温める
バリスタはインスタントコーヒーを使っているので、コーヒーを淹れたあとに電子レンジで加熱しても風味が大きく変わりません。そのため、熱々のコーヒーをゆっくり飲みたい人は電子レンジで温めましょう。
実際にコーヒーを500Wの電子レンジで30秒温めたところ、温度は「79.6℃」と熱々の状態に。
ただし温めすぎるとコーヒーが沸騰して、マグカップからあふれてしまうこともあります。そのため必ず電子レンジのそばを離れないで、様子を見ながらコーヒーを加熱しましょう。
それでもバリスタがぬるい時は故障の可能性も!
また、マグカップを温めてもぬるいと感じる時は、バリスタ自体に不具合が起きている可能性もあります。その場合は以下に連絡をして、抽出温度を点検してもらいましょう。
ネスカフェ バリスタ サポートデスク
フリーダイヤル:0120-366-800
お湯の抽出温度の確認や、正常にバリスタが動作しているかをくわしく点検してもらえるので、心配な方はまず電話してみましょう。
まとめ
バリスタのコーヒーは一番香り豊かに感じるように、マグカップ内の温度が70℃前後になるように設定されています。とは言っても、コーヒーの温度は個人で好みが違いますのでぬるいと感じる人もいるようです。
その場合はカップ温めモードを使ったり、電子レンジで淹れたコーヒーを温めたりして、お好みの温度に調整してみてください!また、それでもコーヒーがぬるいと感じる時は、ネスカフェでバリスタを点検してもらいましょう。
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