ネスプレッソには色々なモデルがあり、どれにすればいいか迷ってしまうかと思います。
そんな方に向けて、ネスプレッソ各マシンの機能や価格の違い、メリットデメリットを比較して解説していきます。
結論から言うと、目的別におすすめのマシンは以下の通りです。
それでは、現在発売されているネスプレッソの全種類のマシンの詳細を比較しながら、徹底解説していきます。
ネスプレッソマシン全種類の比較一覧表
ネスレが発売しているコーヒーマシンと言えば、ドルチェグストやネスカフェバリスタがよくCMでも見かけますよね。
ネスプレッソはワンランク上の味にこだわる方向けへのマシンで、1杯あたりのコーヒーの値段はいちばん高いですがこだわりの味が楽しめます。つまりネスプレッソは、バリスタやドルチェグストよりさらに本格的な味を楽しみたい方向けのマシンです。
1杯あたりの値段とコーヒーの味でネスレのコーヒーマシンを比較すると、下図のようになります。
さらに、ネスプレッソはお手頃なエントリーモデルから、プロ顔負けの高機能なハイエンドモデルまで、幅広いマシンがそろっているのも特徴の一つ。
現在購入できるマシンは、以下の5種類が用意されています。
ネスプレッソの種類
- エッセンサミニ
- イニッシア
- ピクシーツー
- ラティシマ
- ヴァーチュオ
続いてそれぞれマシンの価格やスペックの詳細を表で比較してみました!
ネスプレッソには大きく分けると「オリジナルモデル」と「ヴァーチュオ」の2つに分かれます。同じネスプレッソですが、カプセルの形が違うので、カプセルに互換性はありません。
オリジナルモデルはオリジナルモデルのカプセル、ヴァーチュオはヴァーチュオ専用のカプセルが必要になります。
ポイント
- オリジナルモデル・・・1杯80円~ ※スタバとのコラボカプセルあり
- ヴァーチュオ・・・1杯100円~ ※スタバカプセルなし
※オリジナルモデルとヴァーチュオにカプセルの互換性なし
オリジナルモデルの方のカプセルにはスターバックスの味が自宅でもたのしめる、スターバカプセルがあるのも特徴です。
以降で、それぞれのモデルのスペックなどを比較していきます。
オリジナルモデルのネスプレッソ4機種を比較
エッセンサミニ | イニッシア | ピクシーツー | ラティシマ | |
---|---|---|---|---|
特徴 | 最もコンパクトなモデル | 2番目にコンパクトで軽量 | メタル素材の質感が洗練されたデザイン | ミルクタンクが搭載されたモデル |
最大気圧 | 19気圧 | 19気圧 | 19気圧 | 19気圧 |
水タンク容量 | 600ml | 600ml | 700ml | 1000ml |
ミルクタンク | なし | なし | なし | 125ml |
対応カップサイズ |
・エスプレッソ40ml ・ルンゴ110ml |
・エスプレッソ40ml ・ルンゴ110ml |
・エスプレッソ40ml ・ルンゴ110ml |
・エスプレッソ40ml ・ルンゴ110ml ・カプチーノ45ml ・ラテマッキャート125ml |
本体サイズ |
幅 11cm 高さ20.5 cm 奥行32.5cm |
幅 12cm 高さ23cm 奥行32.1cm |
幅 11.1cm 高さ23.5 cm 奥行32.6cm |
幅 15.5cm 高さ26.5 cm 奥行32.5cm |
販売価格 | 16,500円 | 15,400円 | 20,900円 | 34,100円 |
ネスプレッソ公式サイト |
紹介コード:JP9453 本体とコーヒー1本を一緒に購入すると 紹介コード入力でさらにコーヒー2本が無料でもらえます。 ネスプレッソ公式サイト |
比較表を見ていただくとわかるように、抽出量の種類やミルクタンクつきなど、機能が多くなるマシンほど値段も高額になっています。
どのモデルを利用しても同じカプセルを使うので、味に違いはありません。
一番左のエッセンサミニは最もコンパクトなモデルで、少ないスペースでも置けるのでおすすめです!
ラディシマはミルクタンクが付いているのでラテ系メニューをボタンひとつで作りたい方におすすめですが、エッセンサミニなどでも牛乳をカップに入れてから抽出すればカフェラテは作れます。
オリジナルモデルとヴァーチュオの比較
オリジナルモデルの中でいちばんおすすめの、エッセンサミニとヴァーチュオを比較してみました。
エッセンサミニ | ヴァーチュオ | |
---|---|---|
特徴 | 最もコンパクトなモデル | 遠心力抽出とカプセル読み取り自動抽出搭載の高級モデル |
カプセルの違い |
ネスプレッソの通常カプセル ※スタバカプセルやカプセル割引あり |
ヴァーチュオ専用カプセルで通常カプセルより約200円高い |
最大気圧 | 19気圧 | 19気圧 |
水タンク容量 | 600ml | 600ml |
ミルクタンク | なし | なし |
対応カップサイズ |
・エスプレッソ40ml ・ルンゴ110ml |
・エスプレッソ40ml ・ダブルエスプレッソ80ml ・グランルンゴ150ml ・マグ230ml ・アルト414ml |
本体サイズ |
幅 11cm 高さ20.5 cm 奥行32.5cm |
幅 14cm 高さ31.8cm 奥行37.4cm |
実売価格 | 16,500円 | 17,600円~ |
ネスプレッソ公式サイト |
紹介コード:JP9453 本体とコーヒー1本を一緒に購入すると 紹介コード入力でさらにコーヒー2本が無料でもらえます。 ネスプレッソ公式サイト |
エッセンサミニとヴァーチュオの最大の違いは、使用するカプセルが違うということ。オリジナルモデルのエッセンサミニとヴァーチュオのカプセルに互換性はありません。
エッセンサミニはシンプルな作りになっていますが他のモデルと変わらず味は本格的です。その為、ネスプレッソをはじめて使うという方はエッセンサミニがおすすめです。
値段は高くなってもいいから高機能でこだわりの1杯を飲みたいという方は、ヴァーチュオがおすすめです。
それでは、よりくわしく1つ1つマシンの違いを紹介してきます。
エッセンサミニの特徴を口コミレビュー【おすすめ!】
特徴① ネスプレッソ史上最小!2モデル各3つのカラーから選べるデザイン性
エッセンサミニはネスプレッソのエントリーモデルとして、とにかくコンパクトなデザインが特徴です。すっきりした縦長フォルムのC30シリーズと、どこかレトロでかわいらしいD30シリーズ、それぞれ3つのカラーバリエーションで展開されています。
幅がたった11㎝と場所をとらないので、リビングにもキッチンにも好きな場所に置きやすいスマートな設計。場所を問わずにどこでも気軽においしいコーヒーが楽しめますよ。
エッセンサミニは、世界三大デザイン賞のひとつ「iFデザインアワード2017」と、「レッド・ドット・デザイン賞2017」の2つを受賞。
特徴② コンパクトでも2種類のカップサイズが選べる
とてもコンパクトなエッセンサミニですが、コーヒーのカップサイズは2つから選べます。
ひとつは40mlのエスプレッソ、もうひとつが110mlのルンゴです。本格的なエスプレッソを飲みたいときは40mlで濃厚に、コーヒー感覚で気軽に1杯を楽しみたい人は110mlからセレクトできます!
ちなみに牛乳を先にカップにいれてから抽出すればカフェラテも簡単につくれます!夏は氷を入れてから抽出するだけでアイスメニューも作れます。
特徴③ シンプルでむずかしい操作なし!スピーディーにコーヒーが淹れられる
エッセンサミニはそれぞれのカップサイズのボタン2つだけの超シンプル操作です。カプセルをセットしたら、作りたいコーヒーの量のボタンを押すだけでOKなので、マシンの複雑な操作が苦手という人でも無理なく利用できますよ。
ちなみにコーヒーの量も、40mlのエスプレッソタッチボタンを長押しすることで、20ml~200mlまで抽出を変更できます。
エッセンサミニはこんな人におすすめ
- 場所を取らないマシンが良い
- 操作がシンプルで覚えやすいマシンが良い
- はじめてネスプレッソを使ってみたい
イニッシアの特徴を口コミレビュー
特徴① コンパクトでも2種類のカップサイズが選べる
エッセンサミニより若干大きいイニッシアですが、丸みを帯びたデザインが特徴です。
エッセンサミニと同様に、40mlのエスプレッソと110mlのルンゴの2種類のコーヒーが淹れられます。
特徴② シンプルでむずかしい操作なし!スピーディーにコーヒーが淹れられる
操作方法もエッセンサミニと同様にシンプルで簡単です。
エッセンサミニとの違いは、デザインだけです。
イニッシアはこんな人におすすめ
- 場所を取らないマシンが良い
- 操作がシンプルで覚えやすいマシンが良い
- 丸みを帯びたデザインが好き
ピクシーツーの特徴を口コミレビュー
特徴① メタリックで洗練されたデザイン
本体サイドのメタリックなデザインが特徴のピクシーツー。デザイン性を優先しながらもコンパクトなサイズとなっています。
「レッドドット・デザイン賞 プロダクトデザイン2011」「グッドデザイン賞2011」「オーストラリア・インターナショナル・デザイン賞 ベストインカテゴリー コンシューマー2011」の3つのデザイン賞を受賞しています。
特徴② シンプルでむずかしい操作なし!スピーディーにコーヒーが淹れられる
エッセンサミニとイニッシア同様に、抽出ボタン2つだけのシンプルな設計で、簡単にコーヒーが作れます。
ピクシーツーでも、40mlのエスプレッソと110mlのルンゴの2種類のコーヒーが淹れられます
ピクシークリップはこんな人におすすめ
- デザインがおしゃれなネスプレッソを探している人
- コンパクトなマシンが良い人
ラティシマの特徴を口コミレビュー
※さらに上位モデルのラティシマプロも発売されていますが、主な違いはタッチパネル操作と外装。基本的な機能は同じです。
特徴① エスプレッソ~ミルク系レシピがマシンだけで作れる
ネスプレッソの数あるモデルの中でも、マシン1つでミルク系メニューを作れるのは現在ラティシマタッチだけ!デザインを見てのとおり、水タンクとは別に右側にはミルクタンクが付属しています。
作ることができるメニューは次の3つ。
- ラテマッキャート(ミルク150ml・コーヒー40ml)
- カプチーノ(ミルク50ml・コーヒー40ml)
- ホットミルク(ミルク120ml)
ラテとカプチーノのほかに、冷たい牛乳を温めてホットミルクにするメニューも用意されています。とにかく泡のキメが細かく、フワフワで甘さが感じられるミルクが楽しめます
しかも、ミルクの泡立ちはダイヤルによって調節が可能です。泡が少なめ、多めが選べるので、さらにアレンジのバリエーションが広がっています!
ほかのネスプレッソでミルク系メニューを作る際は、別売りされているエアロチーノを使う必要があります。
毎回2つのマシンを使い分けるのは面倒という人も、ラティシマタッチなら1台で簡単にさまざまなミルク系メニューを作れるのが魅力!
もちろん、通常のコーヒーメニューも3つのカップサイズから選べるので、その日の気分に応じて多彩なコーヒーが楽しめます。
特徴② 「ワンタッチシステム」のたった3ステップでコーヒーが飲める
ラティシマタッチはマシンの上部に、コーヒー用のボタンが用意されています。
飲みたい量のコーヒーのボタンを押すだけですぐに抽出がスタートするので、「タンクに水をセット→カプセルをセット→ボタンを押す」というたった3ステップでコーヒーを淹れることができます。
高機能なモデルですが、ムダがなくとてもわかりやすい操作性になっているのも、ラティシマタッチの魅力です。しかもカプセルホルダーのすぐ横にボタンが並んでいるので、カプセルをセットしたその手で、スムーズにコーヒーの抽出をスタートできますよ。
一見複雑そうな見た目ですが、ラティシマタッチの優れたデザイン性で、マシンが苦手な人でも気軽に操作可能です。
ラティシマはこんな人におすすめ
- ミルク系メニューをよく飲む人
- 操作が簡単で使いやすいマシンを探している人
ヴァーチュオの特徴を口コミレビュー
特徴① 5種類のカップサイズが選べる
ヴァーチュオではオリジナルモデルより3種類多い、5種類の抽出量が選べます。
40mlのエスプレッソ、80mlのダブルエスプレッソ、150mlのグランルンゴ、230mlのマグ、414mlのアルトの5種類です。
特徴② ボタン1つで抽出量や温度設定が自動的に
ヴァーチュオのカプセルはオリジナルモデルとは互換性がないのは形が違うからですが、それ以外にもカプセルにバーコードが印刷されています。
そのカプセルのバーコードを読みとることで、自動的に最適な抽出量・温度・蒸らし時間でコーヒーを淹れてくれます。
ただし、ヴァーチュオ専用カプセルはオリジナルモデルのカプセルより、1杯あたり20円、1箱あたり200円ほど高いです。
ヴァーチュオはこんな人におすすめ
- ボタン1つで自動的に最適なコーヒーを作って欲しい
- 多少値段が高くても高機能なマシンが使いたい
まとめ:はじめてネスプレッソを使うならエッセンサミニがおすすめ
以上、現在発売されているネスプレッソ全種類の機能や価格のご紹介でした!
もう一度結論をまとめると、おすすめのマシンは以下の通りです。
様々なモデルがありますが、モデルごとに味の違いはなく、本体のデザインと機能の違いだけです。その為、おすすめはコンパクトサイズのエッセンサミニです。